なにかに悩んでいるすべての人に「四月は君の嘘」は絶対に読むべき感動巨編
映画「君の名は。」が話題になっているみたいですね。
「秒速5センチメートル」を手がけた、新海誠氏が監督ということでどんなもんかと調べてたんです。どんなもんかと・・・。
そしてたどり着いたのは、なぜか「四月は君の嘘」。
映画の情報を辿っていたら、いつのまにかこのコミックに辿り着いちゃったんですよね。ただ、これがすっごく良かった。もう、ぼくの中で今年一番の感動巨編。
9月10日から実写版の映画も公開されるみたいです。
音が聞こえないのならイメージしろ!!
ヒューマンメトロノームと呼ばれるほど、完璧に楽譜の指示通りにピアノを弾きこなす天才少年、有馬公生。もちろんコンクールの常連。
しかし、公生は母の死を境に、ピアノの音が聞こえなくなってしまう。
ピアノから遠ざかること2年。
そのとき、同じ学校で同学年のヴァイオリスト宮園かをりと出会う。
自由奔放で強引なかをりに誘われて、ピアノを。そして、コンクールにも出ることになってしまい・・・。そこで案の定、ひと悶着あるんですが・・・。
ここから、公生君の復活劇が始まるのかな?ドンドン成長して、コンクール荒らしまくる?
なんて思っていたら、全然そうじゃない。
そこからは、36歳のおっさんが、妻に見つからないように、涙を流しながら一話一話夜な夜な読みふけるという、そんな全11巻の物語。
青春ってこんなんだったなぁ
ぼくは、音楽と無縁の環境で生活してきたので、クラシックの知識なんて皆無なんですが、これはそんな知識なくても全然楽しめます。というか、物語に引きずり込まれちゃいます。
多くの人が経験したであろう、青春時代の新鮮な気持ちとか、近くにいる人の大切さとか、いろんなものを再認識しながら心揺さぶられる作品でした。
今なにかに悩んでいて、これからどうやって進んでいけばいいの!?って人や、漠然とした不安を持っている人、特に大人が見るべき作品ですよ。
大人だからこそ、いろんな成長のヒントが隠されています。
Netflixでアニメも配信中です。
アニメからでもコミックからでも、どちらから入っても楽しめる作品ですよ。